「独立したのは資格のおかげ。たくさん稼がしてもらいました。」
そう語るのは、60歳までに20個以上の資格を取得し、今は“手放す”フェーズに入っている社労士事務所代表・みきよさん。
20代で「OLは向いていない」と感じ、独立の手段として選んだのが、社会保険労務士の資格でした。
みきよさんの取得した資格は、大きく2つのジャンルに分かれます。
- キャリアコンサルタントなど、仕事に直結するもの
- 薬膳・ヨガなど、興味や好奇心から広がったウェルネス系
(ちなみに、感性ラボの長年の受講生でもあります)
店主・金澤は、まずそのバリエーションに驚き!
「なるほど、好奇心の幅が広いから、いつも元気なんだなぁ」と、思わず納得しました。
第3回
「資格ってなに?」
6/12 (木) 12:30~13:00
その資格は何のため?断捨離中で思う、本当に必要なもの。
《話す人》60歳までに10数個の資格を取得し、今は“手放す”フェーズにいる社労士事務所代表みきよさん。
最初にみきよさんから出た本音はー。
「正直なところ、資格があると”立場”が分かりやすいから、最初は取ろうとするよね。仕事に使おう思うしね。人脈も広がるしね。」
私はこの話を聞いて、資格の勉強をするのが好きな人もいるし、それらを並べて俯瞰して見ると、その人の個性や方向性が見えてくるかもしれない。面白いなと思いました。
次に出たのは、もう一つの本音。
「…でも、何のために取るのかを、考えてない人もいるよね」
みきよさんが、ある資格の面接官をしていたときのお話。
合格後、「〇〇のためにこの資格を活かしたい!」と目を輝かせる人もいれば、
「次はどの資格を取ろうかな」と考えている人もいた、と。
その差はいったい何なのか。
みきよさんが今、問いかけたい言葉は、たったひとつ。
「その資格、なんのため?」
資格そのものが良い・悪いではなく、
“自分の目的”が見えているかどうかが大切だと語っていました。
私は、もともと資格に対して少し距離を置いていたのですが、
今回のお話を通して、資格の持つ魅力や面白さにも、少し心が開けた気がします。
ただし、大切なのはやはり、
資格を取って「終わり」ではないということ。
みきよさん自身、興味が続くものはこれからも学び続けるそうです。
「資格取得が目的じゃなく、“学びたいものを学ぶ”」という姿勢こそ、年齢を重ねた人が醸し出す本当の魅力になるのかもしれません。
ご来店、ありがとうございました。
店主 金澤ゆう(感性ラボ)
次回のテーマは…
第4回
「子どもが学校を辞めた」
6/26 (木) 12:30~13:00
親は「普通」にあこがれる、しばられる。そこからぬけると見えるもの。
《話す人》不登校から市民立風自主学校の開校へ、さらに教育移住をした淳ちゃん。
どうぞお楽しみに!