《岡田裕之・ふり返って思うこと》キャリアとは歩いてきた道。 

サラリーマン時代から、独立。
起業して今まで長い間、ビジネスをしてきました。
あなたは、キャリアってなんだと思いますか。

私は、キャリアとは、歩いてきた道だと解釈しています。
まあ、轍みたいなものかな?

その轍を振り返って、思うことがあります。
段階があるなと。
大きくは三段階かな。

一段目は、自分を活かすこと。
自分の能力を活かせる道を選択し、活かせるように努力する段階です。

二段目は、自分を試すこと。
高い目標をかかげて挑戦し達成することで、成長していく段階です。

そして、第三段目は至福です。
集中して質の高い仕事をし、心から豊かさを感じるクリエイティブな状態を感じる段階です。

今のあなたは、どの段階にいますか?
私が、ここで、段階と言っているのにはわけがあります。

それは、一足飛びには、行き着かない、ということです。
土台もないうちから、あまりに期待したところで、それは浅いものになってしまいます。

一段目の、自分を活かす状態になるには、それだけの能力がいります。
上司やお客様に自分を認めてもらうことが重要です。

二段目の自分を試すには、ビジネスパーソンとしての基礎が必要です。
ここでは、上司やお客様の信頼を得る。
自分の挑戦に期待したり、協力してもらえるだけの力量が必要です。

そして三段目。仕事で至福を感じるためには、ゾーンに入る必要があります。
自分で目的の場を創り、そこに関わる人が、目的を達成できる。
そのことに集中できる自分に喜びを感じきることができる。

そんな、創造的な心の状態を目指す。
これは、ビジネスパーソンとしてのキャリアがあってはじめて成り立つものです。

~~~

さて、ここまで読んで、
あなたが気づいたことはなんですか?

~~~

一つは、そうやってこれからキャリアを築けばいいんだという、希望を感じたことでしょう。

もう一つは、そんなに基礎がないと、仕事で喜びを感じることができないのか、という重さを感じたかもしれません。

実はこれら「活かす」「試す」「至福」の三段階は、
階層であると同時に、どの階層にもちりばめられているものでもあります。

つまり、階層によって、
これらのパーセンテージが変化していくということです。

まだまだキャリアが浅く、第一段階の「自分を活かす層」や第二段階の「自分を試す層」にいる人でも、ときに仕事で「至福」を感じることがあるでしょう。それはとても良い体験になります。

第三段階の「至福を目指す層」の人にも、
「活かす」ことや「試す」ことが重要な場面はいくらでもあります。

たとえば、一流の域に達してきた社長さんは、毎日が、顧客の厳しいジャッジにさらされています。
常に挑戦しなければ、会社の存続もままなりません。

仕事を通じて人は、ら旋的に成長していきます。
様々な局面を、あきらめずに超えていくことが大切です。

仕事を通じて成長してきた人には、迫力があります。
それは、仕事ぶりを見ればすぐに分かります。

いくら知識があっても、思いがあっても、資格があっても通用しない。
あなたはいま、どの段階にいるように思いますか?

できれば若いうちから、頑張ったほうが良いでしょう。
もしあなたが、気づくのが遅かったとしても、仕方がありません。

ハンデはあります。でも、あきらめることはありません。
大器晩成ということもありえます。人生は長くなってきましたからね。

私自身は、もうすぐ57才になります。
振り返ると、それなりにはやってきたと思っています。

ところが、私の、人と組織のサポートというお仕事は、コロナ禍の影響をもろに受けてしまいました。
ですので最近はいちから能力を磨き、人に認めていただき、あらゆることに挑戦するという日々が続いています。

一見すると、私の仕事は華やかに見えることでしょう。
しかし実際にはそんなに甘いものではなく、泥臭いものなのです。

しかし、そんな中、ふと仕事に至福を感じることがあるのです。
私はこの瞬間を増やしたくて、頑張っているのかもしれません。

今日は、キャリア。
轍について書いてみました。

岡田裕之

《募集中》
一人で受けられるセミナー・ファーストクラス
https://abfll.biz/brd/archives/lvfoxt.html