「 あんたが言うてた事、ほんまになってきたな 」
今朝、こういいながら、姉が我が家に飛び込んできました。
なんでも、昨夜の番組“クローズアップ現代”で、AI時代におけるアートの有効性について、語られていたとのこと。
「 ほとんどの人が、いまだに気づいていないけど、ヒロが20年前から言ってる感性とか創造性とか、いまこそ大事や、ゆーてはったわ 」
※ あ・・・“ ヒロ ”とは、わたくし岡田裕之のことです。
確かに最近、こういう話題が増えてきましたね。
AIやロボットの時代だからこそ、人にしかできない創造性や共感性が大事だと。
20年前、私がアートシンキングを社員教育に・・・と、当時のNTTの教育センターでプレゼンテーションをしたときは、「怪しい・・・」と言われました。
ところが今は、ガラリと環境が変わりました。
ただ、まだまだ視点の低い話が多いのも、事実です。
「 これからはデザイナー職がいいのかな? でも、才能ないし・・・」 というような声が、必ず聞こえてきます。
その点、工業系大学2年生の息子は、よく理解しているようです。
なにせ、生まれたのが20年前ですから。育った環境が違いますね。
大切なポイントはここです!
どんな仕事にも、創造力、共感力、発想力など、感性的な能力が求められるようになるということ。
つまり、アートそのものではなく、“アート思考”が大切だということなのです。
私は、芸術学を学んだ後に、ビジネス・スクールで経営学を学びました。
その時に実感したのが、「 論理的に導き出す答えは、どれも良く似ている 」ということでした。
私よりずっと優秀に見える方々が、同じことしか言えないのはなぜなのか?
経営のビジネススクールなのに、誰も起業しないの?
そんな疑問から、その後私は、大学院で人間科学を研究しました。
仕事を通じて成長したい! 多くの人がそう思うものです。
ところが、いま議論されていことの多くは、「 働き方 」に関することです。
重要なポイントは、「 働く目的 」です。
工業化、情報化・・・と時代は移り変わっていきます。
今は、非常に抽象度の高い、まさに感性の時代に突入したと言えます。
健康寿命も延び続け、人生のステージが何度も変化する時代に、私たちは生きています。
環境が変わることは、嫌なことではありません。
私たちいま、“自己実現し続ける時代”に遭遇しているのです。
さて、ここであなたに問いかけたいと思います。
あなたの“働く目的”や“人生の目的”は、なんですか?
・・・おそらく多くの人が、答えにくいはずです。
なぜなら、昔のように、これだという“答え”が、世の中を見渡しても、ないのですから。
実は、これチャンスです!
自由発想で、これからの人生を描けばよいということ。
むしろ、自由発想で生きるということを選択しなければ、行きづまってしまうかもしれません。
私のミッションは、「 人が自由に、人生のシナリオを何度も何度も描きなおせる、生きた場を創ること 」
唯一の正解がない時代を生きることができる。
私たちは、その環境に、まず感謝を得ぜばなりません。
そして一緒に見つけましょう!
あなたの答えを。
感性Lab.岡田裕之